ハスクバーナでジムカーナ!

モトジムカーナに参戦しています。
10年度最終戦でB級昇格を決めたDR-Z400SMからハスクバーナSM450Rに乗換てA級を狙っています。

マシンを改造したりセッティングしたり、乗り方を工夫したりする話。
大会でのリザルトと動画が話題の中心です。
モトジムカーナ全般の話もします。

想定する主な読者はハスクSM450Rやモトジムカーナに興味がある方、すでに参戦を始めているジムカーナ選手です。

関東だけでも7台以上、全国合わせれば二桁にまで増えてきたジムカーナ仕様のハスクですが、ジムカーナDRZの元祖のHPのような情報が未だにありません。
これからハスクに乗り換えてみようと思う方やセッティングなどで悩んでいる方と情報共有していける内容になればと思います。

2014年1月10日金曜日

女性の装備 レディースイクイップメント

ジムカーナに限らず女性のバイク用品は男性向けに比べて少なく苦労している女性ライダーは多いと思います。

今回はモトジムカーナを始める女性に装備一式を提案というか紹介します。
男女問わず色々な装備の選手がいるのですが、まず一般的な範囲で書いていきます。

ヘルメット
ここは女性であってもまず問題なしです。
フルフェまたは上位ジェッペル使ってください。
http://husqvarnasm450rgymkhana.blogspot.jp/2013_04_01_archive.html参考記事です。
私としてはフルフェイスをお勧めします。
アライかショウエイのフルフェを使えば、後悔することはないと思います。

上半身プロテクタ
ジムカーナでの定番中の定番。コミネの鎧です。
レディースサイズがあるのがありがたい点で、他にレディースがあるのはアルパインスター、ホンダなどですが、ほとんど同じ作りでお値段倍だったりするので、バイク用品界のユニクロことコミネさんに感謝しつつ使います。
関東だと用品店の店頭在庫もある場合があるので試着も可能です。
ウェビック等ネットで買ってサイズが合わなきゃ返品という手もあります。
だいたい1.5万円位です。

鎧の代わりにプロテクター入りのジャケット等を使うこともできますが、転倒の度に破れて結局は高く付いたり、プロテクション性が悪くて諦めるパターンが多いです。

パンツ
革製品でヒザに硬質プロテクターが必須。腰周りにスポンジ等の保護材が入っているものを選びます。ジムカーナでは結構な頻度で腰から落ちて痛いです。
男女ともにド定番がヒョウドウです。
レディースモデルはウェブも含めてカタログに乗らない事もある(と言うか公式HPと公式WEBショップにレディースモデルが乗らない事が多い。流通自体は少量ながらある)のが不思議なんですが、レディースサイズのトップモデルがこちら。

写真はパンチングなしのモデルですが、ジムカーナだけで言えばパンチングありのものを通年使用する方が楽です。速度が乗らないわりに運動量が多いので。

ヒョウドウは春夏物と秋冬物がきっちり分かれていて流通量も少ないので、パンチングモデルが欲しいとなると3~5月に抑えるしかありません。
特にレディースは毎年生産するわけではないらしく、入手性がかなり悪いです。
計画的に抑えにかかる必要があります。
タグにはMとありますが、WOMANS Mです。
ニースライダーはジムカーナ的にはなくてもOKです。

好みもありますが、ブーツインがお勧め。
ブーツアウトの方が見た目は好きなんですが、最近のブーツはプロテクションの充実とともに太くなってきていて、ブーツアウトのパンツに入りきらない可能性があります。

入手性の悪さもあって、男性用のSやMを流用する選手もいます。
写真のトップモデルで5万。安価なモデルで3万位です。

レーシングスーツ(ツナギ)
鎧&革パンの代わりにツナギ(レーシングスーツ)を使う選手もジワジワ増えています。
ツナギであれば各ブランドに女性用モデルもあればオーダーと言う手もあるので楽だと思います。
ただし安全性的には最高ですが、自走だと大変だったり夏場暑くて死ねるので多数派には至っていません。


グローブ
女性用のグローブは数ありますが、レーシング系が少ないのがキツいです。
ジムカーナでサーキット用のレーシンググローブを使う選手は少数派です。
高速でスライディングする事が少なく、落下の衝撃が大きい場合が多いのでプロテクタは必須ですが、手の平側にもプロテクトがありつつ操作性が良いものが望ましいです。
(参考:http://husqvarnasm450rgymkhana.blogspot.jp/2013/04/1.html
 ファイブのスタントにレディースがあり、これは操作性が抜群です。プロテクトもそこそこ。8千円。
ヒョウドウにもレディースの同等品があります。
操作性はやや落ちますが、D3Oという柔らかいのに衝撃で硬化する素材が使われており操作性と防御性を両立しています。
高価なのが難点(たしか1.2万位します)。
またヒョウドウは春夏モノと秋冬モノの流通時期がはっきり分かれており、このグローブは夏用なので3~5月に探さないと見つからない場合があります。
こちらはファイブのレーシンググローブでRFX3です。(9千円)
ヒョウドウにもレディースのレーシンググローブ(1.6万円)があります。
当然どちらもプロテクション性はグッと良くなりますが、やや操作性が落ちるのと手首周りを固定されるので合わないと感じる選手も多いようです。
私自身はレーシンググローブのトップモデルを使っているので、どちらかといえばお勧めですが、操作が疎かになっては元も子もありません。

ブーツ
ここが最難関。
なにせサイズがありません。
市販各メーカーはトップモデルはもちろん、中級モデルも軒なきEUR39(JP25cm)から。
ツーリング兼用の下位モデルでやっと23cm~が設定され、それも相当根気よく探さないと入手できません。
私が見てる範囲だとXPD、アルパインスターのユーザーが多いようです。

クシタニでオーダーと言う手もあるものの、クシタニのこだわりでハードプロテクションなし、合皮なしの本革のみ。
滑走より打ち身が多いジムカーナ的にはイマイチです。

手元にあるのが2種で

XPDの下位モデルです。EUR38、JP23.5サイズ。(たぶん2.5万位)


こちらは日本国内にこの一足しかないんじゃないか位の貴重品。
SIDI ベルディゴ レイです。サイズはEUR37。
JP24とありますが、XPDはEUR38でJP23.5なのが謎です。

ベルディゴのレディースモデルですが、日本への輸入元の岡田商事に取り扱いがなく、個人輸入で持ってきています。
これだと最低サイズが37からあります。またSIDIでは一世代旧型とはいえ中級グレードなのでプロテクションもまずまずです。

このSIDI何が良いってスライダーです。
ジムカーナで最も消耗するトゥースライダーはSIDIのセラミックスライダーが最良です。
このスライダーも既に国内への正規輸入が途絶えて久しく、関東ではワタナベ商会から購入できるのみ。
それでも手に入るのでスライダー部分だけでも他社ブーツに無理やり付ける選手もいます。

写真のようにこちらもセラミックスライダーをつけて万全の状態です。
こちらは金に糸目をつけない探し方をしたのでかなり割高です。
正規輸入されていた頃のベルディゴは4万弱でしたが・・・

EUR39(JP25)以上のサイズで合うなら、そちらを選ぶほうが良いと思います。
実際にSIDIのSTやヴォルテスなどを使っている女性シード選手もいます。

下位グレードでの妥協はあまりお勧めしません。モノがないために下位グレードを使っている女性選手は多いのですが、私はくるぶしを3回骨折しています。
SIDIのベルディゴ、ガエルネのRSと中級グレード、上級グレードを使っていてくるぶし部分硬質プロテクションがあってもこのザマです。
ここで「どっちにしたってダメな時はダメ」と思わずに、少しでもマシな装備を選んで欲しいと思います。
また仮に骨折した時に「上級グレードを使っていれば・・・」と後悔するのは悲しいです。



以上がレディースジムカーナ的装備の紹介です。

結構な頻度で初心者女性に安全装備の重要さを説いたり、具体的な装備の紹介をしつづているのでまとめてみました。
時間とともに装備も変わっていくとは思いますが、参考にしていただければ何よりです。

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