練習用のメットを新調しました。
実に5年ぶりのアライです。
泣く子も黙るRX-7 RC。
実は私はアライが嫌いです。
モノは良い。それはわかります。
私の初メットはRX-7 RR4でした。
その後もSZ-Ram3を2個買ってます。
どれも満足のいく使い心地でした。
ほぼ同時期のショウエイ品でX11、Jクルーズを使っていますが、ジェッペルに関してはアライの圧勝だと思います。
RR4とX11は互角かな。
しかしバイザー交換方式がショウエイに比べてわかりにくい事。
上手くできなくて、アライの客相に電話した際の対応が非常に腹立たしかった事。
後者が致命的で「二度とアライなんて買うか!」となったわけです。
今は練習用にショウエイZ6。
すでに3年半使って傷だらけ。
本番用にX12。
デザインが最高に気に入っていますが、岡田商事の限定輸入モデルでもう手に入りません。
デカくて重くて練習でもツーリングでも使う気にならないと言う微妙なポジション。
X12は年10回のジムカーナ大会と年数回のサーキット走行でしか使わないので、当面はこのまま。
練習兼ツーリング用のZ6の代替を探していました。
Z6は色、シンプルなデザイン、驚異の軽さ、小ささで非常に気に入っています。
ジムカーナではジェッペルユーザーが過半を占める状況で、フルフェのZ6でも防御力的には十分なのです。もちろんサーキットや高速道路での空力特性とかまったくどうでも良し。
反面、頭を振って操作する事が多いので、軽さ小ささは重要。
練習時には疲れにくいことも大事です。
なのでZ7の発売を待っていたのですが、なかなか出ない。まったく同じZ6を買うのも少しつまらない。
そこでZ6なみに軽くて疲れないメットを探しました。
OGKのエアロブレード3は単色オレンジがあって素敵。試着すると確かに軽い。
かなり気持ちが傾いたのですが、エアロブレード3のオレンジをすでにA級選手が使っている事。
なんだかんだでアライorショウエイが無難という保守思考で却下。
ちなみにジムカーナ界の暗黙の了解で、レプリカカラーに関しては既に使用している選手がいる場合に後から被せるのは避けます。単色に関しては問題なし。なのでエアロブレードのオレンジを買っても大丈夫は大丈夫。のはずです。
という訳で軽さと信頼性を求めるとZ6を買いなおすしかないか、と考えいた時にモーターサイクルショーで出会いました。
用品店で飾ってあるのは見たものの、ケースの中で試着なんてまったく考えられないこいつが、全サイズ試着用に用意されていたのです。
被って感動しましたね。
RX-7RR5ベースなので大きさはそれなりなのに驚異の軽さ。
見た目の質感の高さ。
バイザーのカバー部分が半透明のため、以前ブチ切れたバイザー交換もやりやすそうです。
という訳で買っちゃいました。
発注してから1ヶ月。
あまり欲しいとも思わないメットバックも付属。
説明書はRX-7RR5用です。
RC専用の注意書き。
こいつは丁寧に扱いたい。
本体は展示品よりさらに輝いて見える。
バイザーはスモークに換装済。怖いから店員さんに教えてもらいつつやってもらいました。
RCの記載がなくてもバイク好きなら一発でわかると思いますが。
ま、Z6の代わりの練習用なんで、遅かれボロボロになるとは思いますけどね。
メットも結局は消耗品だし。
ツーリング用にも兼用するので、頭から落ちるこけ方はしたくないものです。
最後に。
定価販売でどこで買おうとまったく値引きなし。
ライコランドのポイント還元で2000円商品券が6枚も出てきましたよ。
という訳で、アベノミクスで景気回復を願って散財しました。
という前フリでジムカーナ界のヘルメット事情を解説します。
最大多数派はアライ・ショウエイの上級ジェッペルです。OGKなども含めれば6割くらいでしょうか。
ジムカーナは歴史的に安全運転講習会の流れを汲む部分があり、白バイライクなジェッペルユーザーが多くいました。
現在となっては、歩いて覚えただけのコースを180°以上振り返りながら走るという競技特性上、絶対的に視野の広い点、思いっきり上半身、頭をひねった所で、チン部分が自分のカラダにあたって邪魔しない点など実利面でジェッペルが好まれるようです。
また夏場の練習などでメットをかぶったまま吸水できるのもありがたい。
欠点の防御力は、ジムカーナは転倒は多いものの、速度が低く顎を強打する率は低いと考えられています。
残りの3割強がフルフェイス。
私自身無傷で住んだとは言え、ジェッペルのRam3使用時に顔を路面に擦りつけながら滑走した事があります。
目の前数センチでバイザーが削れていくのを見てすっかり怯えました。
この時は純正バイザーが本当に優秀で、怪我はなかったのですが、身内でフルフェをかぶりながら
ハイサイドで顎をうって口から血を吐いたのを見たりしています。
私自身レーシックでメガネ不要となり、フルフェに苦がなくなったので、ここ3年ほどはフルフェイスで通しています。
私が始めた7年前と比べてもフルフェイスユーザーは増え続けており、ツナギやプロテクター使用率の向上と合わせてジム屋の安全意識や装備は向上しています。
これからジムカーナをやろうと思う方には、是非ともフルフェイスを使ってもらいたいです。
何はなくとも安全装備だけはケチってはいけません。
もちろん25万のメットじゃなとだめってわけじゃなく、アライ、ショウエイ、OGKなどマトモなメーカーの下位グレードで十分です。
ハスクバーナでジムカーナ!
モトジムカーナに参戦しています。
10年度最終戦でB級昇格を決めたDR-Z400SMからハスクバーナSM450Rに乗換てA級を狙っています。マシンを改造したりセッティングしたり、乗り方を工夫したりする話。
大会でのリザルトと動画が話題の中心です。
モトジムカーナ全般の話もします。
想定する主な読者はハスクSM450Rやモトジムカーナに興味がある方、すでに参戦を始めているジムカーナ選手です。
関東だけでも7台以上、全国合わせれば二桁にまで増えてきたジムカーナ仕様のハスクですが、ジムカーナDRZの元祖のHPのような情報が未だにありません。
これからハスクに乗り換えてみようと思う方やセッティングなどで悩んでいる方と情報共有していける内容になればと思います。
2013年4月28日日曜日
2013年4月5日金曜日
イクイップメント()その1 グローブ編
愛用していたFIVE RFX1ドヴィチオーゾレプリカが一年持たずにお亡くなりになりました。
素敵カラーリングでした。
が弓手の掌が・・・
ザックリ逝ってます。
これ定価29400円なんですよ。
使い始めたのは去年の春からなので、一年は持ちませんでした。
と言うか、実はコレ2双め。
一つ目はなんと使い出して2回、無転倒で破れました。
薬指がパックリ。
さすがにこの時は無転倒で2回使ってコレはオカシイだろうと輸入代理店にクレームしました。
すると流石老舗商社。
丁寧な対応で現品を確認してもらい「確かに転倒跡もないのに破れている」という事で新品と交換してもらいました。
さすがに今回は1年使ってその間の転倒も2桁は固いので、クレームというわけには行きません。
どんな転倒しても破れないグローブなんてありえません。
それは判っているんですが・・・
このファイブRFX1は耐久性がかなり落ちる印象です。
以前使っていたジョーロケットより脆いのは確実で、他の選手の様子を見てもファイブの紙装甲っぷりは際立っているようです。
用品店などで試着した事がある方はわかると思いますが、ファイブは甲側の装甲は他社とあまり変わらない感じですが、掌側は明らかに革が薄いように思えます。
そしてその分圧倒的にフィット感が良い。
このフィット感と操作性は本当に他とは比べ物になりません。
今はアルパインスター、クシタニ、タイチ、ヒョウドウなど大手のレーシンググローブのトップグレードは2.5~3万位の定価が相場なので、ファイブが特に高いわけではありません。
さて、売値が同じな以上、掛けれるコストは他社とほぼ同じ。
それになのに圧倒的にフィット感・操作性が良い。
となると、何を犠牲にしているのだろうとなるわけです。
すでにお分かりの通り、ファイブは掌側の耐久性、革の厚みを切り捨てる事で、フィット感・操作性を得ているようです。
こうなってはもう製品の特徴なので、良しとするか悪しとするかは使う側しだい。
噂によるとジムカーナ最速の一人、CRF450の選手はRFX1を毎年使い捨てているとか・・・
確かにこの操作性は捨てたくないが、毎年2万強のグローブを買うのは痛いです。
という訳で、アルパインスターを買ってみました。
モーターサイクルショーのKTMブースの展示販売品。
カラーリングに負けて衝動買い。
ツナギとチームユニフォームにバッチリ合います。
さっそくこれで走ってみました。
・・・ 。。。 ・・・ 。。。
やっぱりファイブの方が操作性がいい・・・
いや、アルパインが悪いわけじゃないんですが、やはり掌側の革が厚いせいなのか、サイズがあってないのか疲れるし、イライラします。
泣く泣く買い直しました。
レプリカカラーはスタンダードより4千円も高いわけで、一年持たずに破れる消耗品には掛けられません。
それにしたってwebikeで2万弱。無駄にしたアルパインと合わせたら4万の出費です。
書いていて泣けてきます。
さて、ここまで前フリ。
ジムカーナ未経験な方にジムカーナの知識を啓蒙するブログなのでジムカーナの実際を出しておきます。
ジムカーナの装備はロードレースやモトクロスほど統一されていませんが、例えばブーツはほぼ全員がロードレース用ブーツを使います。
極一部の初心者がツーリング用のライディングシューズ、極一部の玄人がモタードブーツやオフブーツですが、初心者はジムカーナにハマると便利で安全なロードレース用に移行します。
モタ・オフブーツはステップワークや(小排気量やモタードだと)シフト操作の面で向かないようです。
ところがグローブはA級からノービスまで様々なタイプが使用されています。
操作性最重視でプロテクションなしのモトクロスグローブから、主流のショートタイプで甲にプロテクションがあるタイプ、さらに私のようにレーシンググローブまで様々です。
上位シードだからレーシングタイプが多いからという事もなく、各人の好みです。
私の主張としては、せめて甲側にハードプロテクション、掌の付け根あたりに何らかの補強やプロテクションがあるグローブがお勧めです。
素敵カラーリングでした。
これ定価29400円なんですよ。
使い始めたのは去年の春からなので、一年は持ちませんでした。
と言うか、実はコレ2双め。
一つ目はなんと使い出して2回、無転倒で破れました。
さすがにこの時は無転倒で2回使ってコレはオカシイだろうと輸入代理店にクレームしました。
すると流石老舗商社。
丁寧な対応で現品を確認してもらい「確かに転倒跡もないのに破れている」という事で新品と交換してもらいました。
さすがに今回は1年使ってその間の転倒も2桁は固いので、クレームというわけには行きません。
どんな転倒しても破れないグローブなんてありえません。
それは判っているんですが・・・
このファイブRFX1は耐久性がかなり落ちる印象です。
以前使っていたジョーロケットより脆いのは確実で、他の選手の様子を見てもファイブの紙装甲っぷりは際立っているようです。
用品店などで試着した事がある方はわかると思いますが、ファイブは甲側の装甲は他社とあまり変わらない感じですが、掌側は明らかに革が薄いように思えます。
そしてその分圧倒的にフィット感が良い。
このフィット感と操作性は本当に他とは比べ物になりません。
今はアルパインスター、クシタニ、タイチ、ヒョウドウなど大手のレーシンググローブのトップグレードは2.5~3万位の定価が相場なので、ファイブが特に高いわけではありません。
さて、売値が同じな以上、掛けれるコストは他社とほぼ同じ。
それになのに圧倒的にフィット感・操作性が良い。
となると、何を犠牲にしているのだろうとなるわけです。
すでにお分かりの通り、ファイブは掌側の耐久性、革の厚みを切り捨てる事で、フィット感・操作性を得ているようです。
こうなってはもう製品の特徴なので、良しとするか悪しとするかは使う側しだい。
噂によるとジムカーナ最速の一人、CRF450の選手はRFX1を毎年使い捨てているとか・・・
確かにこの操作性は捨てたくないが、毎年2万強のグローブを買うのは痛いです。
という訳で、アルパインスターを買ってみました。
モーターサイクルショーのKTMブースの展示販売品。
カラーリングに負けて衝動買い。
ツナギとチームユニフォームにバッチリ合います。
さっそくこれで走ってみました。
・・・ 。。。 ・・・ 。。。
やっぱりファイブの方が操作性がいい・・・
いや、アルパインが悪いわけじゃないんですが、やはり掌側の革が厚いせいなのか、サイズがあってないのか疲れるし、イライラします。
泣く泣く買い直しました。
レプリカカラーはスタンダードより4千円も高いわけで、一年持たずに破れる消耗品には掛けられません。
それにしたってwebikeで2万弱。無駄にしたアルパインと合わせたら4万の出費です。
書いていて泣けてきます。
さて、ここまで前フリ。
ジムカーナ未経験な方にジムカーナの知識を啓蒙するブログなのでジムカーナの実際を出しておきます。
ジムカーナの装備はロードレースやモトクロスほど統一されていませんが、例えばブーツはほぼ全員がロードレース用ブーツを使います。
極一部の初心者がツーリング用のライディングシューズ、極一部の玄人がモタードブーツやオフブーツですが、初心者はジムカーナにハマると便利で安全なロードレース用に移行します。
モタ・オフブーツはステップワークや(小排気量やモタードだと)シフト操作の面で向かないようです。
ところがグローブはA級からノービスまで様々なタイプが使用されています。
操作性最重視でプロテクションなしのモトクロスグローブから、主流のショートタイプで甲にプロテクションがあるタイプ、さらに私のようにレーシンググローブまで様々です。
上位シードだからレーシングタイプが多いからという事もなく、各人の好みです。
私の主張としては、せめて甲側にハードプロテクション、掌の付け根あたりに何らかの補強やプロテクションがあるグローブがお勧めです。
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